栄養ドリンクやサプリを飲んでも十分な栄養は取れません:痩せ型の間違ったエネジードリンク摂取方法

今日は体が疲れているし朝ごはんを抜いてしまったから栄養不足だ。家に帰る途中にエナジードリンクでも買って疲れを取ろう。

こんな風に栄養ドリンクやエナジードリンクを飲んでいる人は多い。たしかに栄養ドリンクにはタウリンやアルギニンなど、いわゆる疲労回復に効くとされる栄養素が多く含まれている。でも、栄養ドリンクを飲んだだけで体が完全に復活するかといったらそれは間違いだ。

エナジードリンクは一時的に効果を感じられるかもしれない。しかし栄養ドリンクだけでは補えないのがマクロ栄養素。たんぱく質・脂質・炭水化物の3つのことだ。

今回はなぜ栄養ドリンクだけを飲んでいても体は健康にならないのか、そしてエナジードリンクの効果をより感じられるための普段の食事について話していく。

栄養ドリンクに含まれている栄養はミクロ栄養素

当たり前だが、人間の体は外部から栄養を取り入れないと身体機能を維持することができない。植物は二酸化炭素、光合成、水分で機能を維持できるが、人間は食べ物や飲み物から栄養を摂取する必要がある。

その栄養といっても、栄養には種類がある。具体的には大きく分けると2つ。マクロ栄養素とミクロ栄養素だ。マクロは「大きい」を意味し、ミクロは「小さい・微細な」を意味することは想像できると思う。

マクロ栄養素はたんぱく質・脂質・炭水化物の3つを指す栄養素、ミクロ栄養素はビタミン・ミネラルなどの比較的小さな栄養素。人間の体にはミクロとマクロの両方が必ず必要となる。

体の基本はマクロ栄養素

どちらも大切だけれど、体の根幹を支えているのはマクロ栄養素。たんぱく質・脂質・炭水化物なしに人間は体を維持できない。これら3つの栄養素が我々のエネルギーの源なのだ。

具体的なエネルギー摂取目安量はその人の性別や体重、身長次第だが、この3つの栄養素で合計1日2000〜2500kcal程度は栄養を摂取することが一般的とされている。

痩せ型の人が痩せているのは平均的に1日のエネルギー摂取量が少ないからだし、肥満体型の人が太っているのは1日のエネルギー摂取量が多いからだ。

エナジードリンクにマクロ栄養素は含まれていない

話を本題に戻す。栄養ドリンクやエナジードリンクで我々は何を摂取しているかというと、メインとなるのはマクロ栄養素よりもミクロ栄養素。タウリン、アルギニン、カフェインなどは全部ミクロ栄養素だ。

このミクロ栄養素を摂取するのが栄養ドリンクであって、マクロ栄養素は若干量しか含まれていない。マクロ栄養素がほとんど含まれていないということは、エナジードリンクだけでは十分なエネルギーは摂取できないということ。

エナジードリンクにエネルギーは十分に入っていない

栄養ドリンクは別として、エナジードリンクはその名前からしてエネルギーをたくさん含んでいるように見える。たしかに「エナジー」も「エネルギー」もどちらも英語で書くと、”energy”なので、混同している人がいるのも頷ける。

でも、残念なことにエナジードリンクには十分なエネルギー(カロリー)は含まれていない。栄養ドリンクを飲んで集中力がアップしたり、体調不良が改善したように感じるのは、あくまでミクロ栄養素に含まれる成分によって一時的に体の不調が消えているだけであって、根本の原因にはなっていない。

さらにいうならば、もしあなたが栄養ドリンクやエナジードリンクを飲んで栄養摂取できていると思うならその考えは改めたほうがいい。繰り返しにはなるが、栄養ドリンクはあくまでその場しのぎの対症療法的なものでしかないため、本当に疲れにくい体や体調不良を根本から治したいなら、普段からマクロ栄養素を十分量摂取しなくてはならない。

サプリメントについても同様

このことはサプリメントにも言える。いくらマルチビタミンや鉄分・亜鉛などのサプリメントを飲んでいても、そもそものマクロ栄養素が足りていなければ十分な効果は感じられない。

サプリメントさえ飲んでいれば健康的というのは間違いで、正しくは基本的なエネルギーをマクロ栄養素で摂取した上で、補助的にサプリメントで補うのが正しい使い方なのだ。

栄養ドリンクの飲み方:食事を取った上でブーストをかけるイメージ

このように、栄養ドリンクやエナジードリンクがそれ単体で飲むとただの対症療法になってしまい、常に飲むことになってしまう。これでは一部の強い成分の過剰摂取も怖いし、日々のエナジードリンク代もかなりの金額になってしまう。

こうした栄養ドリンクの誤った使い方は健康面から見ても金銭面から見てもマイナスな点が多いため、気づいたのなら早めに使い方を変えたほうがいい。

普段の食事をとることが最低条件

正しいエナジードリンク・栄養ドリンクの飲み方としては、まず普段の食事をしっかりとること。痩せ型の人や少食の人は普段の食事が十分に取れていないせいで、栄養不足からの体調不良を感じやすいので1日最低3食、朝食や昼食を抜きにしないでマクロ栄養素をしっかりとる必要がある。

その上で間食の時間帯にエナジードリンクを飲む。できればお菓子のような他のマクロ栄養素摂取源と一緒に食べたほうが栄養不足を解消できる。

栄養ドリンクを1本飲んでも疲れが消えないと悩んでいるのなら、あなたがとるべき行動はもう1本、今度はさらに強いエナジードリンクを飲むことではない

エナジードリンク以前に体調不良なのは栄養不足、マクロ栄養素不足によるものなのだから、おにぎりでも菓子パンでもいいので三大栄養素をとることだ。

まとめ:栄養は食事から摂って余剰分を栄養ドリンクでカバーする

今回話してきたことをまとめると、以下の3点となる。

  • 栄養ドリンク・エナジードリンクは対症療法に過ぎない
  • 根本から疲れにくい体にするにはマクロ栄養素を不足させないこと
  • 普通の食事を取った上で栄養ドリンクを飲む

個人的には栄養ドリンクを買うよりも、一般的な栄養ドリンクに含まれている栄養素だけを含んだサプリメントをボトルで買ってしまったほうがいちいちコンビニで栄養ドリンクを買うよりも安上がりなのでそうしている。

しかし、それでも大事なのはやはり普段の食事なので、食事プラスで栄養ドリンクは取るようにすることをおすすめする。

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