池袋にベトナムの有名米粉麺(フォー)のお店が出店したと聞いて、先日初めてお店を訪れてみた。お店の名前は「フォーティン トーキョー」。ここで食べたフォーを気に入ったことがきっかけで、スーパーでフォーを買って自宅でも作るようになったここ最近。
フォーの魅力は2点。①コメ由来の食材で②炭水化物・糖質をしっかり摂取できること。
自分のような小麦粉由来の食品、例えばラーメンとかパスタのような麺類を一度に多く食べるとお腹を壊しやすいグルテン不耐症の気がある人にとってベストな代替食品だと思うので今回は増量食、バルクアップ時の食材としてのフォーの良さについて紹介していきたい。
- ラーメンやパスタのような麺類は好きだけど、増量しようと思ってたくさん食べるとお腹を壊してしまう人
- 痩せ型で太りたいけど小麦製品が体に合わなくて、その上、毎日ご飯ばかりだと量を食べられない人
- いつも同じような増量食・主食を食べていて味や食感のバリエーションが欲しい人
- 安い値段で量を食べられる主食として新しい選択肢が欲しい人
などには有益な情報となると思う。
フォーの栄養価と一食あたりのカロリー
自分はタイ、ベトナム、カンボジアのような東南アジア諸国に何度か足を運んだことがあるのでフォーはそこそこ身近な食べ物だが、まったく食べたことのない人も中にはいると思う。
そんな人のために簡単に説明しておくと、フォーの麺は米粉とデンプン粉を混ぜたもの。これにスープと具材、薬味(パクチーなど)を乗せたものがフォーとなる。
自分らがよく食べるようなラーメンやパスタはどちらも小麦粉メインでできているし、蕎麦も10割蕎麦以外は小麦粉が使われている。
フォーがおしゃれ界隈やダイエット界隈で注目されているのは、そんな小麦粉由来の成分を含まない、いわゆるグルテンフリー食材だから。成分のうちのほとんどが米粉由来のものなので、成分の多くは炭水化物(糖質)。自分がよく買っているフォーの栄養成分は次のような感じ。
- たんぱく質:5g
- 脂質:1g
- 炭水化物:80g
- カロリー:370kcal前後
100gあたりの三大栄養素はこういった感じでほぼ炭水化物なので、バルクアップにはかなり向いているわけ。だいたい1食分がこの米粉麺(乾麺)100グラム程度なので、手軽に白飯200g分くらいの栄養を取れることになる。
価格は1食60〜100円ほど
いつもお世話になっている業務スーパーで手に入るフォー(乾麺)は400グラム入りで180円ほど。1食あたりの値段は単純計算で麺のみだと45円。
これに具材をプラスするので、1食60円〜具材によっては100円ほどになる計算(どんな具材を普段載せているかは後述する)。
これを安いと思うか高いと思うかはその人次第だが、自分が昔バルクアップの時に食べて(お腹を壊して)いたパスタやうどんと比べると割高なのは確か。
- うどん:30円(つゆを含む)
- パスタ:50円(市販のソースを含む)
- フォー:60円〜100円(具材とスープを含む)
とは言っても、もちろん普通に外食するよりかは遥かに安いし、小麦粉由来の製品に弱い人なら麺類で安心して食べられるものはフォーが一番手頃だと思う。
具材には鶏のささみかエビがおすすめ
ベトナムだと、フォーボー(牛のフォー)、フォーガー(鶏のフォー)といった2種類をよく耳にするけれど、自分がよく作っているのは、鶏のささみかエビをトッピングしたフォー。
炭水化物を豊富に含むフォーと一緒に食べるならたんぱく質の豊富な肉や魚介類を合わせたいので、フォーとも相性のいい鶏のささみか冷凍のエビを大体いつも選んでいる。
鶏のささみなら100g加えるだけでたんぱく質を25gほど摂取できるので米粉麺に含まれるたんぱく質5gと合わせて一食でたんぱく質を30g摂取できる計算になる。
野菜類は上述したようにもっぱらネギかほうれん草。ちなみにフォーにパクチーのような香りの強い薬味は付き物ではあるものの、自宅で作れば入れるかどうかは完全に自由なのでパクチー嫌いの人でも大丈夫。自分もパクチーは苦手なのでネギやほうれん草ぐらいしか入れていない。
フォーのデメリットをいくつか考えてみた
個人的にはそこまでフォーにマイナスポイントは無いとは思うが、いくつか予想されるものを考えてみた。
- 自分で調理しないといけないので手間がかかる
- 作り置きができないので毎回鍋を洗う必要がある
- フォーを主食にするとパスタやうどんに比べて食費が上がる
- ヘルシーな食事なのでそれほどカロリーを摂取できない
調理に関しては茹で時間を含めてだいたい10分〜15分は見ておいた方がいい。麺類という性質上、冷凍ご飯のようにまとめてご飯を炊いて冷凍して、必要な分だけレンチン。といったような作り置きができないのでその都度調理をしなくてはいけないのは人によっては面倒に感じるかもしれない。
そして他の麺類と比べるとコストが高くつく点と、脂質分をほとんど含まない食品なのでカロリーを多くは取れない点がマイナスポイント。
自分がフォーを食べるタイミングとしては、朝あまり食欲がわかず「ご飯を食べるのは無理だ」と思った時や、2回に分けているうちの二度目の夜ご飯でさっぱりといきたい時に食べるようにしている。
メインの食事は価格も安い白飯を食べて、白飯を食べるのが辛い時に代替食品としてフォーを食べる。こんな感じの使い分けができれば飽きることなくフォーのメリットだけをうまい具合に享受できるので、必要なポイントごとに食べることをおすすめする。
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