ガリガリのやせ型が太れない代表的な理由4つはすべて解消可能:勘違いしがちな誤解を丁寧に解いていく

4つの誤解があなたの体重アップを阻んでいる

学生時代、毎年の身体測定ではいつも周りから驚かれていた。当時の私は身長170cmで体重が45kgしかなかったからだ。

周りの男子の平均体重は63キロ。普通の人と比べると20キロ近く体重差のある惨めな体型だった。

痩せていることにもいくつかメリットはあったけれど、もちろんデメリットの方が多い。なんとかつらい痩せ型から抜け出そうと大食いをしてみたものの、すぐにお腹を壊す

自分は汗っかきだったので代謝がいいから太れないとも思っていた。

  • どんなに食べても太れない体質だから太るのは無理
  • 代謝が良すぎるので脂肪に肉が回らない
  • 胃腸がもともと弱いのでお腹をすぐに下してしまう
  • プロテインをいくら飲んでも体が大きくならない

こんな風に「やせ型は体質だから自分は変わることができないので増量はあきらめよう」と私自身も昔は思っていた。

でも今、考え方は180度変わった。体重が64キロになった今思うのは、上であげた4つの太れない理由はすべて改善可能だったということ。

太れない理由には解決策がある。この2年間で回り道をしながらも私は体重を40キロ台から60キロ台まで増量できた。

今なら経験者だから分かる。かつての自分のようなつらいガリガリで悩んでいる人を苦しめているのは正しい情報を手に入れられないこと、痩せ型に対して大きな誤解をしているせいである。

痩せ型の原因は代謝がいいことでもないし、体質と一括りにできるほど単純なものでもないのだ。

今回は、痩せ型の人が誤解している4つの理由について、痩せ型から普通体型へと変わることができた経験者の視点から話していく。

痩せ型は食べても太れないは嘘

一番よくある誤解が、「痩せ型はどんなに食べても太れない」ということ。

実際に私も昔は太れない理由をこの体質のせいだと思っていた。

でも、事実は違う。そもそも痩せ型の人は食事のリズムやバランスがイレギュラーなことが多い。

たくさん食べても太れないのは、急激に食べていることが原因で、それを継続できないのが問題なのだ。

  • 1日、2日だけ大食いをする
  • 1ヶ月以上、毎日消費カロリー以上の食事を摂り続ける

「どんなに食べても太れない」と言うあなたは1日3食大盛りを1週間続けたことがあるだろうか。1週間に2、3回大食いをしても太れないのは当たり前である。

普段食べる量が少ないのに急激に食べる量が増えてしまっては、胃腸に負担をかけてしまうことは言うまでもない。たくさんご飯を食べた後に下痢になりがちなのはこのせいだ。

痩せ型を改善したいと意気込むあまり、いきなり一食でたくさん食べ物を食べてしまうのは本末転倒なのだ。

解決策は普通の量を1週間以上継続して食べること

「食べても太れない」は本当か:増量経験者の私が太れなかった理由は偏った食事だった。
「食べても太れない」は本当か:増量経験者の私が太れなかった理由は偏った食事だった。

この誤解を解くには、大食いをやめることだ。

1週間に2、3回の大食いは意味がない。その代わりに1日3食、普通の量を1週間必ず食べ続けることを目標としてみよう。

推測するに、かつての自分もそうだったようにやせ型の人は食事に無頓着な人が多く、体調がすぐれないときに食事をパスしがちだ。でも、そのパスは絶対やってはいけない。

「いくら食べても太れない」と言うのは、1日3食を普通に食べる習慣を1週間、1ヶ月と繰り返した後にそれでもダメな場合、お医者さんに行って伝えるべき言葉であって、急激な大食いを単発で数回繰り返しただけで言うような言葉ではない

  • 急激に食べていて継続していないのが原因
  • 食べても下痢になるのはこのため
補足情報

大食いをしないと太れないは間違い。

1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回るだけご飯を食べればいいだけなので、1日3食がきついなら、同じ量を6回に分けてもいい。

イメージとしては、「800kcal3食」を「400kcal6食」に分ける感じ。

400kcalなら少食の人でも、あるいはご飯ではなくお菓子でも摂取できるエネルギー量なので負担は大幅に軽減される。

代謝がいいから肉がつかないは嘘

2つ目のよくある誤解は「代謝がいいのでいくら食べても肉がつかない」という誤解である。

これは「代謝」という言葉の意味を理解していない人が雰囲気で言っている間違った認識である。そもそも代謝とは、基礎代謝のことを指す。基礎代謝とは何もしなくても1日で人間が必要とするエネルギー量のことであって、その量は人によって1200kcalだったり、1500kcalだったりする。

そしてその基礎代謝量は筋肉量と比例する。

つまり、筋肉がある人は基礎代謝が高いのだ。

痩せ型で筋肉のある=代謝の高い人はいない

”代謝がいいから太れない”が間違っている理由:痩せ型の人の汗っかきと基礎代謝の高さに因果関係はありません。
”代謝がいいから太れない”が間違っている理由:痩せ型の人の汗っかきと基礎代謝の高さに因果関係はありません。

では、やせ型で悩んでいるあなたは本当に基礎代謝が高いのだろうか。ガリガリで低体重なあなたに筋肉がついているのだろうか。

そんなことはない。

ガリガリなのに代謝がいいというのは一部のアスリートを除けばありえないことなのだ。

補足情報

腹筋が見えている=筋肉があるではないので注意。

必要最低限の筋肉が誰にでもついているのは当たり前で、やせ型の人は筋肉が見えるほど脂肪がついていないだけ。

あなたが代謝がいいと勘違いしているのは、単にあなたがガリガリの汗っかきだからそう思っているに過ぎない。

  • 汗っかきなので代謝が高く太りづらい
  • 汗っかきなガリガリだけど筋肉がないので代謝は高くない

かつての私は家族や友人などに「自分は代謝がいいから太れないんだ」と言っていたが、これは大きな間違いだった。

大きな筋肉量を前提とする「代謝が高すぎる」というのは、やせ型が太れない理由にはなり得ないものなので、間違えないように注意してほしい。

あなたが太れない理由はもっと他にある。それは最初に紹介した食事量だったり、次に紹介する胃腸の働きによるものだったりする。

胃腸機能が弱くて消化できないは改善できる

次に紹介するのは胃腸に関する誤解だ。

経験上、胃腸の弱さを理由に自分が太れないと誤解している人はかなり多い。

そもそも、胃腸機能が弱いというのはそこまで間違いではない。

遺伝的に乳糖やグルテンをうまく処理できない人もいるし、そもそも普段食べる量が少なければ胃腸の大きさもそれに合わせた状態になるので、大食いや急な消化に対応できずにお腹を下してしまうというのはやせ型あるあるだ。

でも、胃腸機能の弱さは改善できる

その簡単な方法は消化しやすい食べ物を選ぶだけだ。私も鬼門だった胃腸の弱さは食事選びで解決した。

消化しやすい食べ物を選んでないだけ

自分は胃腸が弱いと分かっていながらも、消化しにくい食べ物と消化しやすい食べ物の違いを分かっていないのでは、自分の体を大切に思っていないことと同義だ。

食べ物には消化しやすいものとしにくいものがあり、どちらを選ぶかによって胃腸の負担は大きく変わるのだ。あなたは大食いするときに何度も咀嚼しないと飲み込めないような、消化に時間のかかるものばかりを食べようとしてないだろうか。

ご飯、うどん、食パン、鶏肉、牛赤身肉、白身魚など

消化しやすい食べ物とは口の中で細かくできる+胃腸で消化されやすいような食べ物だ。反対に硬い食べ物や繊維の多い食べ物は消化しにくい。

参考:調子が悪いときの食事:国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ

グルテンや乳糖不耐症を疑え

私たちの主要なエネルギー源である炭水化物も人によっては避けるべき種類がある。例えば小麦製品に含まれるグルテンや乳製品に含まれる乳糖。

これらの栄養素は人によって小腸で吸収しきれずに大腸まで到達してしまい、下痢や胃腸トラブルを引き起こす引き金となり得る

ラーメン、パン、牛乳など、小麦や乳製品は世の中に溢れているので完全に遮断するのは難しい。

それでも過去の食生活を振り返ってみて、乳製品や小麦由来の食べ物を口にした後にお腹を下すことが多いのなら、これらの原因を疑った方がいい。

私はどうやら小麦と乳製品を一定以上摂取すると逆流性食道炎や下痢をしがちな体質のようなので、それ以外の食品でバルクアップするようにしている。

胃腸が弱いと分かっているなら、消化に優しいものを積極的に継続して食べる必要がある。この食材選びを積極的に継続することができない人が多いからやせ型体質から抜け出せない人も多いのだ。

プロテインを飲んでも太れないは嘘

4つ目の誤解はプロテインのような体重増量食に関する誤解だ。一言で言おう。

プロテインだけを飲んでも太ることはできない。

当たり前の事実である。

  • 「これを飲めば太れます!」
  • 「自分はこのサプリに出会ったおかげで今まで増えなかった体重を増やすことができました!」

なんていうのは販売会社のポジショントークでしかない。

そもそも「太る」ということは、「脂肪や筋肉をつける」ことと同義なので、いくら濃縮していようが、少ない量を飲んでいるだけではそれが肉に変わることはない。

スポーツ界で禁戒とされるステロイド摂取によるドーピングでさえも、それに合わせて食事量を増やさないとビルドアップができないのに、サプリやプロテイン単体で体が大きくなるなんてことは絶対にない

プロテインだけではダメ、最低限のカロリーを取る

サプリやプロテインが活きてくるのは、最低限普通のカロリーを自力で摂取してこそなのだ。

普段の食事にプラスしてプロテインを飲めば、その分の余剰エネルギーが血肉となり体重が増加する。

基本的なエネルギーすらも満足に取れていないのにプロテインやサプリのような補助食品に手を出すのは手元に何も残らないので、やめるのが先決だ。

まずは自分に必要なエネルギー量を知ってから、そこにプラスして補助食品を摂るようにしよう。

1日に必要な「三大栄養素のグラム数」が分かる基礎代謝量・推定エネルギー計算ツール
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まとめ:誤解があなたの体重アップを阻んでいる

以上、やせ型の人を苦しめるよくある誤解について経験者の立場からコメントしてきた。

雰囲気だけで体重アップをするのは無謀なので、経験者や栄養面の知識がある人の意見を参考にするのが太るための第一歩だ。

無駄に辛くて遠回りなやり方で失敗するよりもまずは経験者の声を聞くことをおすすめする。

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