「食べても太れない」は本当か:増量経験者の私が太れなかった理由は偏った食事だった。

体質が原因と思い込んでいる人に向けて伝えたい「あなたが太れない」現実的な理由

「どんなに食べても太れない。きっと胃腸が弱かったり大食いができない体質によるものなのだろう。」

そう考えている痩せ型の人は多い。私もそのうちの一人だったからよく分かる。

持論として、痩せ型体質というのは生まれながらにして備わっている先天的な性質というよりも、むしろどのような家庭環境で食事をしてきたかという後天的な環境によるものだと認識している。

  • 痩せ型は生まれつきの体質
  • 食事環境が偏った環境で生活した結果

例えば、一人っ子で育ったような家庭と兄弟姉妹が多い家庭では、家族での食卓一つとっても大違いだろう。

私は一人っ子だったので、テーブルの上のおかずを誰とも奪うことなく、ゆっくり自分のペースで食べていたし、途中でお腹がいっぱいになってしまっても怒られることなく残していたので、次第に食に無頓着になってしまった。

  • 食べなくても問題ない。
  • 食べ過ぎるとむしろ辛い。

そんなことを思って、中学生ぐらいからは気分が乗らない時は食事を抜かしたり、食事の途中で寝てしまうこともあった。

他にも食事や栄養について知識の少ない親御さんの元で育った人ならば、あまり食に興味がない人もいるだろう。


大学生になったとき、私の体重は46kgだった。身長は170cmだったので極度の痩せ型である。健康診断では別室に呼ばれるようなレベルだったので周りから心配されることも増えた。

詳しい経緯は他の記事に譲るが、そこから一念発起した現在、2年間の増量期間を経て体重を64kgまで徐々に増やしていった

今思うのは、私が太れなかった原因は複合的ではあるものの、その中でメインだったのは偏食、つまり偏った食事だったことにある。

そして、偏った食事のせいで太りたくても太れないのは私だけではないはずだ。街を歩いていてもかつての私のような、失礼かもしれないが、ガリガリで情けない姿の若者はよく眼に映る。

偏った食事とはどのようなものだったのか、またそれを普通の食事に変えていった方法と経過を書いていく。

食べても太れない理由は”栄養を継続的に”食べていないからだ

この章のタイトルがズバリあなたに伝えたいことである。あなたがいくら食べても太れないのは2つ理由がある。それが、

  • 栄養を食べていない
  • 継続的に食べていない

ことだ。

このページではこれら2つをまとめて「偏食」と呼ぶことにする。1つずつ説明していこう。

栄養を食べていない:水分量の多い食事ばかりで胃が膨れてしまっている

栄養とはカロリーでありエネルギーである。私たち人間は食べ物に含まれる栄養を摂取することでその栄養をエネルギーに変換し、今こうして生活している。

栄養とは人間生活において全てに勝るほど大切なものなのだ。

この栄養が足りなければ、体は痩せて細くなっていくし、栄養過多であれば、体に脂肪や筋肉がついて体重は重くなっていく。シンプルな話だ。

では、あなたは栄養を取れているだろうか。あなたには下記に当てはまるようなことはないだろうか

  • 食事中に水や汁物で食べ物を流し込んでいる
  • パンを食べるときに飲み物を多く飲んでいる
  • ラーメンやつけ麺のスープまで飲んでいる
  • 太ろうとして牛乳や豆乳を飲んでいる
  • プロテインを飲んでいる

上の項目に一つでも当てはまったら、あなたは十分な栄養を取れていない疑いがある。それはなぜか。

いくら太ろうとして上のようなものを食べまくっていても、食品に含まれる(食品と一緒に摂取する)水分が多いので、もともと痩せ型のあなたの胃腸のキャパシティーを超えてしまう。

つまり、水分だけでお腹いっぱいと感じてしまうのだ。

これでは十分なカロリーを摂取できていないのにたくさん食べたと勘違いして食事をやめてしまう。実際は、十分なエネルギーが取れておらず水分ばかりなので、一時的に体重が+1kg、+2kgと増えていても、その後の生活で余分な水分が排出されて結果的に元どおり。そんなことになってしまう。

どんなに太りたいと思って食べていても、1日に摂取するカロリーの合計が低ければあなたは太ることができない。

そして、痩せ型の人にありがちなケースが水分量の多い食事ばかり摂っていることだ。

前提から言うと、水には栄養が含まれていない。水は0キロカロリーだ。

そう考えると、栄養豊富だからといって牛乳ばかり飲んだり、プロテインを1日7・8杯飲んでも効果が薄いことが分かる。

大事なのは摂取したものの重さではなく、水分を除いたカロリーなのだ。

継続的に食べていない:食事を絶対に抜かしてはいけない

2つ目の偏食は食事を継続的に食べていないことだ。「食べても食べても太れない」と言うのなら、1日3食焼肉を1週間食べ続けてみるといい。

太れないと嘆いているあなたに足りないものは継続性なのだ。

いくら夕食に爆食いしたところで、それが1週間、2週間と続かなければ意味がない。体重を増やすには毎日コンスタントにカロリー収支をプラスに持っていく必要があるからだ。

「胃腸が弱くて太れない」や「どんなに食べても太れない」と言うのは、2週間や1ヶ月など断続的に期間を定めて、カロリー収支がプラスになる食生活を継続してからでも遅くない。

私もまさにこのケースだったように、多くのガリガリの人が太れないのは大食いを1日、2日しか継続していないからだ。さらに多くの場合、痩せ型の人が大食いした後にその揺り戻しがきて、食事量を抑えたり、最悪の場合、食事を抜いてしまう。

でも、この食事を抜くという行為が一番ダメなことなのだ。体は一気に栄養を摂取することはできない。ボディビルダーの人が1日に何回にも分けてプロテインを摂取するのは、断続的に体にたんぱく質を補給するためだ。

ましてやガリガリのあなたは多くの栄養素を一度に吸収できる体ではないのだから、大食いするのには向いていない。必要なのは回数を分散して適量摂取を心がけ、最終的に1日の総摂取カロリーが消費エネルギーを超えることなのだ。

体重増量で失敗する人はこれができていない人がほとんどである。まずは自分にどれぐらいエネルギーが必要なのかを調べるところから始めてもらいたい。

1日に必要な「三大栄養素のグラム数」が分かる基礎代謝量・推定エネルギー計算ツール
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まとめ:痩せ型なりの体重アップ攻略法はデータ活用

よく、「体重増量にはとにかく食え!」とアドバイスする人がいる。

それは痩せ型の人ではなく、もともとそれなりの食事量を取れる人へのアドバイスだ。

痩せ型の人が太るにはとにかく食うよりもまず先に、自分がどれぐらい食事を取ったら太れるのか、そのデータを知ることに鍵がある。

精神論ではなくデータに基づいた継続的な食生活改善が必要なのだ。それはなかなか面倒だし辛いことだ。でも、これまで食に無頓着で長年暮らしてきたのだから、その借金を総清算するしかない。

このサイトでは実際に超痩せ型だった私が20kg増量した時の体験談や失敗談もすべて赤裸々に公開しているので、参考にしていただけるとありがたい。

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